快適な住宅環境を作るために出来ること

訪問リハビリ

こんにちは😁“いが”です^^

私は年間100名以上の患者様が入れ替わる総合病院の回復期病棟で4年、その後在宅のリハビリへと分野を移し社内で1番の訪問件数をこなしながら5年目を迎えています。

今回の内容は、快適な住宅環境を作るために出来ることについてお伝えしていきたいと思います。

病気や怪我による後遺症の影響で、今までの住宅環境では手すりが無い事や、段差が高くて通れない、または転倒のリスクが高いという状況になる場合があります。

そのような不具合を解消する為のサービスは色々あります。

介護保険の制度を利用する事によって福祉用具のレンタルや、実際にかかった金額の10分の1の値段で住宅改修をすることなどができます。

入院されている病院によっては、病院のリハビリスタッフが退院前に一度お宅に訪問して、手すりの位置や段差の危険性などを伝えてくれたりもします。

訪問リハビリとこれらのサービスを融合することにより、実際の生活とマッチした住宅環境を作る事ができます。

一人一人にフィットした住みやすい環境を整える方法が少しでも伝わると嬉しいです。

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住宅改修についての簡単な知識

在宅改修とは、介護保険で要支援や要介護認定された方が最大20万円までを上限として住宅改修にかかった金額の9割が介護保険から支給されます。

実質、1割分の料金を自己負担額としてお支払い頂くという事になります。

具体的にいうと、最大限の20万円分の住宅改修をしたら、実費で2万円お支払いされ、残りの18万円は介護保険から支給されるという事になります。

この住宅改修に関しては、専属のケアマネジャーが改修業者との連携を取ってくれるので、基本的にはケアマネジャーと相談しながら進める事ができますので、ご安心下さい。

主な改修項目として、手すりの設置・段差の解消・外の階段に滑り止めをつけるという改修をされる方が比較的多いです。

快適な住宅環境を作るために出来ること

住宅改修は生活する為の手段の一つです。安全にそして快適にお過ごし頂く事が目的となります。

ですので、理想は生活しながら必要性を感じたら都度改修を行なっていくという方法がベストであると考えます。

そして、1番需要の多い手すりや段差の解消に向けて、福祉用具のレンタルという方法もあります。

改修よりも安価でご利用でき、不要になったら返却する事で邪魔にもなりません。

そして、ここまで住宅改修などのサービス主体でお伝えしましたが、訪問リハビリの観点から少しお伝えさせて頂くと、”出来るだけご自身の体一つで生活できる力をつけて欲しい“という願いがあります。

手すりなどの利用がダメというわけでは決してありませんので、誤解して欲しくはないのですが、そういうものに頼ってしまと、実はどんどんと筋力が衰えてしまうというリスクがあります。

理想としては、元気な体を少しでも維持するためにも、ものに頼りすぎない選択が出来ると良いのかなというふうに個人的には思います。

なので、訪問リハビリと住宅環境を整えるためのサービスの融合が上手に図れると、必要に応じてそこは福祉用具をレンタルするべきなのか、それとも改修の方が効率がいいのか、はたまた筋力訓練やバランス訓練により安全性が保たれるのかを適切に選択する事ができます。

是非とも訪問リハビリを通してあなただけの最適な環境づくりをお手伝いできると嬉しく思います。

終わりに

訪問リハビリの現場を通してよく感じる事があります。

それは、ご利用者様のほとんどが少しでも長く住み慣れた思い入れのあるお家で過ごしたいという願いがあるという事です。

その願いを最大限叶えて頂くために、私たち介護業界のスタッフやサービス・制度があります。

一人一人にとっても“幸せ“や”快適な環境“の定義は様々だと思います。

そんな、目に見えない価値観も大切にしていきながら、ひとりでも多くの方のサポートが出来ると嬉しく思います。

ご質問やご意見などが御座いましたら下記にご連絡下さいませ。最大限のサポートをさせて頂きます。

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