【学生向け】リハビリ職の給料は高いの?安いの?

学生向け

こんにちは😁“いが”です^^

私は年間100名以上の患者様が入れ替わる総合病院の回復期病棟で4年、その後在宅のリハビリへと分野を移し社内で1番の訪問件数をこなしながら5年目を迎えています。

今回の内容は、“お金”についての考え方についてお伝えしたいと思います。

日本人の国民性として、“お金の話は汚いもの“という価値観をお持ちの方は多いと思います。

学校ではお金の事を教えてくれませんし、テレビのニュースで流れてくる情報は“脱税”などのお金の汚い部分がフォーカスされているように感じます。

ですが、本当にお金は汚いのでしょうか??

医療・介護業界で働いている人は、お金よりも大切なことは世の中に沢山ある!という考えの方が多く、“人のために身を粉にして働くことが美しい“という風潮がある職場も少なくないと思います。

勿論、世の中お金が全てでないことは確かです。

ですが、お金と上手に付き合う力がつけば、もっと人生の選択肢を広げれるとしたらいかがですか?

今回の内容は、知っておいて損はないであろう“お金”に対する価値観や考え方をお伝えしたいと思います。

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リハビリ職の給料は高いの?安いの?

H30年に国が出しているリハビリ職の平均年収は約408万円と言われています。

また、地域や職場によっては年収が300万程度という方がいる事や、昇給がしにくいという現実があることも事実です。

皆さんはこの金額を知ってどのような感情になりますか?

きっと、この金額が十分かどうかということは人それぞれの“目的”や“目標”によって変わってきます。

業務量の多さや残業の有無、責任の重さや業務終了後の勉強会参加といった、金額だけではわからない要素も関わってきます。

就職先のジャンルが病院なのか老健なのか訪問なのかといった領域によっても収入は変わっていきます。

大前提として、リハビリを行う事で病院に入る収益というものは、国が定める診療報酬によって決まっていますので、飛び抜けて収入が高かったり低かったりということは起こりにくい業界です。

また、経験年数やスキルによって病院への報酬が変動するということもなく、新入職員が行う1時間もベテラン職員が行う1時間も同じ金額となります。

という事は、病院から見たらどちらも同じ利益を生み出してくれると判断が下される事になります。

ここに、スキルを沢山習得しても昇給しにくいというカラクリが隠されています。

つまりは、ひとり暮らしの人や入りたての新入職員からしたら、300万は十分と言えるかもしれませんし、家族を養う大黒柱や全国を勉強で飛びまわり沢山のスキルを持っている方からしたら、正当な評価を受けれていないと不十分に感じてしまうかもしれません。

お金の価値観について〜体験談を元に〜

私の実例をお伝えすると、新卒で総合病院に勤めていた時の年収は約300万円程でしたが、そもそも就職先を選んだ理由が「実習の時に出会った尊敬できるNさんの下で働きたいから!」という理由でした。

元々、入職前からも周りの職場よりも給料は安いという事は知っていましたが、“苦労は買ってでもしろ”という言葉を信じていた当時の私は、“周囲と比べて安い分の差額は、ここでしか学べない知識や経験を買っている“という解釈に切り替えていました。

仕事に生きがいを感じていた私には、実家暮らしということもあり、年300万円でも十分すぎるほどの満足した生活を送ることが出来ていました。

望んでいた最高の環境で、最高の先輩方に色々と学ばせて頂きながら、貯金もしっかりと出来ていたので、車やマリンスポーツ用のジェットボートも友人と共同で購入するなど、公私共に大満足の暮らしが出来ていました。

そして、幸せな事に結婚もさせて頂き子供も授かることができ、素晴らしい毎日を過ごすことが出来ています。

ただ、このようにひとり暮らしから状況が変わると、年収300万では自分ひとりで家族を守るには足りないというのが現実でした。

ですが、結婚の時には私自身も転職し年収は少し上がっている事と、ありがたい事に奥さんも国家資格を持っており、2人の収入を合わせる事で生活に困る事なく穏やかに過ごせています。

ここで、お伝えしたい事は“年収300万”がいいとか悪いとかではなく、状況や条件によって変わるよ!という事です。

つまり、お金が必要になった時に、お金を生み出す為の知識や準備をしておけることが大切であると考えます。

そして、お金の知識や勉強は、就職してからではなかなか余裕がないのも事実です。

実際の臨床では、新人としてわからないことだらけですので、沢山の調べ物やスキル習得に追われる事になるからです。

なので、学生時代のうちから社会のことやお金の事についての勉強をすることはオススメです。

余談ですが、病院に勤めると、病院内でのルールは社会のルールとはまた少し違ったものになりますので、病院のルールが社会にも通用するというケースは意外と少ないという事を頭の片隅に置いていただけるといいかもしれません。

今後も、定期的にお金の知識についても発信していこうと思います。

終わりに

今回は、“お金の価値観“についての表面的な部分をお伝えしました。

医療や介護業界は奉仕の心が強く推奨されています。

勿論、私自身も患者様から「ありがとう」の言葉を頂いたときには、最高の気持ちになりやりがいを強く感じれる瞬間でもあります。

ただ、やりがいだけでは家族や子供を守り切る事は難しいという現実もあります。

しっかりと自分の力で稼げる能力を身につける事が出来れば、不安のない穏やかな気持ちで患者様に全力の奉仕が出来ると思います。

真の奉仕は豊かな経済とセットであると私は考えます。

私自身もまだまだ勉強の身ですが、共に学んでいけると嬉しく思います。

皆様からのご質問やご意見などを大募集してます!
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